種類が多いカレイ
煮魚などで食べられることが多い「カレイ」。実は、とても種類が多い魚だということはあまり知られていないのではないでしょうか。
日本近海で獲れるカレイにはメイタガレイやアカカレイ、ナメタガレイにササガレイなど、40種類以上もの種類があります。
そのうえ、地域によって呼び名が違う場合などもあるのでさらにややこしいことになっています。
形が似ていることからカレイとヒラメが混同されやすいのですが、一般的には「左ヒラメで右カレイ」と言われるように、目が右側に揃っているものがカレイとなります。
ただし、カレイの中でもヌマガレイと呼ばれる種類は目が右側でないものもあります。カレイの中でも、よく市場に出る種類に「銀かれい」があります。
銀かれいは、別名カラスガレイやフユガレイなどとも呼ばれ、市場でもさまざまな呼び名で販売されているようです。
スーパーなどでは切り身で売られている場合がほとんどですが、丸ごとの状態は全長1メートル、重さ45キロほどにものぼる大きな魚です。
国産の銀カレイは少なく、近年はロシアやアメリカ、デンマークなど海外から輸入されていることがほとんどです。
やや脂が強いものの、くせがなく小骨が少ないため、さまざまな料理に使うことができるのが魅力です。
いろいろな銀カレイ料理
銀カレイの調理法としては、煮付けが多いですが、ムニエルやフライなど洋風の調理でも楽しめます。
また近海で獲れた新鮮なものなら刺身で楽しむことも可能です。
銀カレイの切り身に塩を振ったものに、みそ・酒・みりん・砂糖を混ぜ合わせた調味液を塗り、一晩ほど冷蔵庫で寝かせれば、簡単に銀カレイの西京焼きを作ることもできます。
焼く時は調味液を少しぬぐってから、グリルやフライパンでごく弱火で焼きましょう。
薄く脂を塗ったアルミホイルに乗せれば、オーブントースターなどでも焼くことができます。アルミホイルに乗せれば後片付けも簡単なので、お弁当のおかずなどにも使いやすいですよ。