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銀だら西京焼き

銀だらという魚

秋から冬にかけてが旬の銀だら。スーパーなどでは切り身で売られていることがほとんどですが、本来は全長1メートル前後の大きな魚です。

「銀だら」は、「たら」と名前がついていることから、鱈の一種と思われていることが多いのですが、分類上はカサゴ目ギンダラ科に属しています。

青森県〜北海道の太平洋沿岸や、オホーツク海沿岸、岩手県〜相模湾にかけて、またオホーツク海南東部や千島列島、カムチャツカ南島岸、ベーリング海、アリューシャン列島、カリフォルニア沿岸など、幅広いエリアの水深300メートル〜800メートルの深海に生息しています。

銀だらは、柔らかな白身が特徴で、さまざまな料理で味わうことができます。

焼く場合なら塩焼きや西京焼き、幽庵焼きなどが楽しめますし、煮付けやしゃぶしゃぶなどの調理法も美味です。

身が柔らかいのでソテーは少し難しいですが、照り焼き風にするのも良いでしょう。フライにして揚げればジューシーな食感を楽しめます。

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銀だらレシピ

ここでは銀だらの調理法の一つである西京焼きについて紹介します。

スーパーなどでは、あらかじめ調味液に付け込まれた銀だらが売っているので、それをそのまま焼けば簡単に銀だら西京焼きが楽しめますが、西京焼きの調味液は味噌・みりん・砂糖・酒を混ぜ合わせるだけでも十分に美味しいものができます。

お気に入りの調味料を混ぜ合わせてオリジナルの西京焼きを作ってみるのも楽しいものです。

分量はお好みですが、それぞれの調味料を同量程度合わせるのが基本的な目安です。

調味液ができたらそれを銀だらに塗り、ラップで包んだり密閉袋に入れるなどして半日〜1日漬け込みます。

グリルやフライパンで焼くことができますが、焦げやすいのでごく弱火でじっくり焼くのがポイントです。

フライパンで焼く時はクッキングシートなどをひくとうまく焼けます。

銀だらの身は、他の魚に比べて淡白ですが、西京焼きにすることで旨味を存分に味わうことができるでしょう。